2014年4月12日（土）
安芸区船越地区の船越公民館(電話082-823-4261)で誰故草（たれゆえそう）のロビー展が4月5日から20日まで開催されている。
エニメアヤメの別名誰故草は広島市に合併する前の船越町時代の昭和46（1971）年に当時の植田高明町長（のちの安芸の郷の初代理事長）が町花に指定した花。
ロビーにはこの花の由来も展示されている。
また幼稚園の子どもたちの描いた絵も展示されている。
栽培普及と保存の目的で船越町誰故草保存会が実生の苗も展示即売されているし、育て方もチラシや写真での展示もされている。
今日は12時から展示会場でロビーコンサートが行われた。公民館で活動しているすみれコーラスによるオリジナルの誰故草や花などが歌われた。
公民館に隣接する船越小学校の後ろの山が鼓のように見えるところからこの町は鼓ガ浦とも呼ばれてきたが、誰故草の由来によると左右の出会う山の谷あいに自生地があったらしい。今はこの谷あいにある船越中学校で自生地復元の取り組みが行われている。
鉢での栽培もちょっとしたコツが必要な花だが青紫の花びらと黄色いひげと縞もようが印象的だ。
