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映画「海洋天堂」鑑賞 シネツインで21日まで上映

2011年10月19日(水)


今年7月7日の毎日新聞でジュエ・シャオール監督のデビュー作の映画「海洋天堂」のインタビュー記事が掲載された。7月9日から東京で公開されるともあった。自閉症の息子と余命わずかと宣告された父親との物語と紹介されていた。監督は女性。以前、やはり自閉症の父子、兄弟の物語の中国映画「こころの湯」が印象に残っていたこともあり、広島での上映を心待ちにしていた。以来折に触れて上映予定をインターネットで検索。10月8日から21日までシネツインで上映の情報を得て、18日に午後5時からの2回目の上映を家族で見に行った。

主演の国際的アクションスター、ジェット・リーはノーギャラで出演を希望したそうだ。勤勉実直な父親役を演じていた。息子に映画のあとの感想を聞く。「『こころの湯』のお父さんと『海洋天堂』のお父さんとどっちがいい?」すかさず「『こころの湯」のお父さん」と答えた。「こころの湯」のお父さんはNHKドラマ「大地の子」の養父役チュウ・シェイ。どちらもやさしいお父さんだがそれぞれのやさしさに人それぞれの違いがある。

「海洋天堂」ははじめから親亡き後この子はどうなるかとちょっとハラハラして見てしまうから、息が抜けなかった。主な舞台は水族館。息子が自由に泳ぐシーンに久石譲の音楽が重なり印象的。最後にお父さんが亡くなってどうなるか。親はやはりこの子と懸命に生きろということだろう。館内は10人足らずの観客。もっと多くの人に見て欲しい。

購入した映画のパンフレットにイタリア映画「人生、ここにあり!」の宣伝が掲載されていた。イタリアは1978年に精神病院が閉鎖された国。そこで社会に出された元患者たちの物語で、本国で大ヒットした作品。広島では11月5日からサロンシネマで上映。こちらも見逃せない映画。

いろいろな秋をお過ごしでしょうが、障害者をテーマにした映画も是非!


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