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グラハムブレッドのはなし イベント準備

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森の工房あやめパン工房(就労継続支援B型)で作っているグラハムブレッド。斜め3本線のクープ(切れ目)が漫画に出でてきそうな形のパン。

 

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円形に伸ばした生地を三つ折りにして、一気にたたむ「なまこ型」の成形。

 

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焼成は直焼きなので、成形後は布のシートに乗せ生地同士がくっつかないように壁を作り二次発酵。

 

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70分後、二次発酵が終了し発酵器から取り出す。二次発酵前の生地と比べると約1.5~2倍いかないくらいの大きさが目安。

 

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グラハムブレッドは、小麦粉総量を100%として全粒粉を70%配合したパンなので、通常のパンより少し早めの発酵で焼き上げる。本来のグラハム粉(全粒粉の一種で粗挽きなもの)を使っているようなネーミングのパンだが、そこはご愛敬で。

なぜ早めの発酵かというと、全粒粉は麦の外皮まで製粉した粉で(画像の生地で茶色いブツブツがそう)、外皮自体にグルテン(タンパク質の一種であるグルテニンとグリアジンが水を吸収して網目状につながったもの)形成がないので、少し早めに焼き上げないとうまく膨らまない。パン工房で作るパンの中では食物繊維、ミネラル、ビタミンが一番豊富で非常に消化の良いパンだ。消化器系が弱っている方にオススメ。 

 

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スリップピールローダー(直焼きのパンをオーブンへ移す特殊な台)に乗せた生地にクープを入れて、

 

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オーブンへ投入。240度で約15分焼成。画像1枚目のように焼きあがる。

 

 

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午後3時、明日のイベントの準備。密にならない販売ブースのレイアウトを利用者と職員であれやこれやと考える。

明日も暑くなりそうだ。

 

*本日広島ブログの「新・ヒロシマの心を世界に」のサイトに安芸の郷が「7月のブルーベリー農園その4」を掲載していますのでこちらもご覧ください。

 

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